カバー工法の基本的な仕組みと、どんな屋根に適しているかを紹介

屋根カバー工法の仕組みと特徴

屋根リフォームの工法として、近年注目されているのが、「カバー工法(重ね葺き工法)」です。
これは、既存の屋根材を撤去せず、既存の屋根の上から新しい屋根材をかぶせる施工方法。
解体作業がほとんどないため、費用を抑えつつ、短期間で工事が完了するのが大きな魅力です。

とくに、スレート屋根や金属屋根の戸建住宅では、下地の劣化が軽度な場合にのみ、適しており
雨漏りはないけど見た目や耐久性が気になる」「コストを抑えてリフォームしたい」といった方に選ばれています。

カバー工法
メリット・工期を短くできる
・解体・撤去が不要
・産廃処分費を抑えられる
・軽量金属屋根を使えば耐震性もアップ
・屋根の二重構造で断熱、遮音性アップ
デメリット・下地の劣化には適応できない
・重量が増すことで耐震性に影響
・屋根材によっては施工できない
・断熱・通気に影響が出ることも

屋根下地の状態によっては、施工できない場合もあるため、必ず専門業者による現地調査が必要です。
カバー工法が自宅の屋根に使えるか知りたい」「どれくらい費用がかかる?」など、気になることがあれば、
まずはお気軽にお問い合わせください。無料点検・無料見積りで、最適な屋根リフォームをご提案いたします!

カバー工法と葺き替え工法の違いはここ

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比較項目カバー工法(重ね葺き)葺き替え工法(既存撤去→新設)
費用比較的安い高め
工期短い(平均4〜7日)やや長め(平均7〜10日)
耐久性下地の状態では短くなるリスク有〇新設なので耐久性◎
遮音・断熱層が増えるので◎新しい屋根材を使えば◎
建物への負荷屋根が重くなる(2重構造)軽量屋根材を選べば軽くできる
対応できる屋根材スレート・金属屋根などすべての屋根材に対応可能
向いているケース雨漏りはない/下地は傷んでいない/コスト重視下地が劣化している/長持ちさせたい/全面改修希望

カバー工法は「コストを抑えて早く仕上げたい」というお客様に最適です。一方で、葺き替え工法は「耐久性・安心感を重視」するお客様に向いています。どちらが最適な工法かは、「屋根下地の状態」で大きく変わります。

「我が家はどっちが向いてるの?」と迷ったら、まずは無料点検・無料見積りをご利用ください。
屋根のプロが現地でチェックし、ベストな工法をご提案します!

フリーダイヤル受付時間
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カバー工法ができる屋根?
と気になったら

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判定項目カバー工法【OK】カバー工法【NG】備考・注意点
屋根材の種類スレート屋根(金属も可)瓦屋根(和瓦・洋瓦)瓦屋根は凹凸が大きく、
施工が不安定になる為、
不可。
屋根の劣化具合・表面の色褪せやコケ
・軽度の割れ
・下地が腐食(野地板)
・屋根材の広範な破損
野地板にダメージがある
場合は葺き替え推奨。
築年数おおむね20~30年未満30年以上

(耐震・構造不安あり)
建物の耐震性を確認した
うえで判断。
雨漏りの有無無し。
または軽微で原因特定済
頻発している/原因不明原因不明の雨漏りは下地劣化の可能性が高く、葺き替え推奨。
屋根の形状切妻・寄棟・片流れなど
シンプルな屋根構造
入母屋・複雑な屋根構造複雑な形状では施工が困難で、追加費用がかかることも。
耐震対策の有無近年耐震補強済み or
重量増に耐えられる
昭和築など耐震性に
不安がある建物
重ね葺きで屋根が重くなるため、耐震性が求められる。

この表はあくまで目安です。実際には、屋根の状態・構造・劣化状況を調査して、初めて判断可能となります。
カバー工法で使用する屋根材は、「軽量」で「防水性・耐久性」に優れていることが重要です。

ガルバリウム鋼板(軽量金属屋根)

  • 特徴:サビに強く、非常に軽量。耐久性が高く、建物の負担を抑える
  • 耐用年数:20~30年
  • カラー/デザイン:シンプルでモダンな仕上がりが多い
  • 価格帯:比較的安価でコスパ◎

アスファルトシングル(シングル材)

アスファルトシングル(シングル材)
  • 特徴:柔らかく施工しやすい素材。音を吸収しやすく静音性◎
  • 耐用年数:15~25年
  • カラー/デザイン:洋風デザイン住宅に合う
  • 価格帯:リーズナブルだが強風には注意が必要

石粒付き金属屋根

  • 特徴:金属屋根の耐久性+自然石の意匠性。断熱性・遮音性にも優れる
  • 耐用年数:30~40年
  • カラー/デザイン:高級感のある洋風スタイルが可能
  • 価格帯:やや高めだが長期的にお得
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屋根材耐用年数遮音性デザイン性費用目安(㎡)
ガルバリウム鋼板20~30年△(金属音あり)◯(シンプル)約8,000~15,000円
アスファルトシングル15~25年◎(静音)◎(洋風)約7,000~12,000円
石粒付き金属屋根30~40年◎(静音+断熱)◎(高級感)約9,000~18,000円

カバー工法と屋根葺き替えの比較

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比較項目カバー工法(重ね葺き)葺き替え
工事内容既存屋根材の上から
新しい屋根材をかぶせる
古い屋根材と下地をすべて撤去し、
新しい屋根材に交換
費用相場約80万〜150万円(30坪目安)約120万〜200万円(30坪目安)
工期目安約4〜7日約7〜10日
耐用年数約20〜30年(屋根材による)約30〜40年(下地も新設のため)
耐震性重ねるため屋根が重くなる
(耐震性に注意)
屋根を軽量化でき、
耐震性アップの可能性
断熱・遮音性2重構造になるためやや向上高性能材を選べば優れる
雨漏り対策雨漏りの原因が不明な場合は
効果が
薄いことも
根本的な修理が可能
補助金・保険条件により適用可
(※火災保険・自治体)
条件により適用可
(※火災保険・自治体)
メリット・費用が安く、工期が短い
・廃材が少ない
・根本から修理できる
・下地まで新品にでき、長持ち
デメリット・屋根が重くなる(耐震性に注意)
・下地が劣化していると施工不可
・費用が高い
・工期がやや長く、廃材も多め

屋根のカバー工法は、既存の屋根を撤去せずに、新しい屋根材を重ねる施工法です。

  • 費用を抑えられる
  • 工期が短く、生活への影響が少ない
  • 廃材が少なく、環境にも優しい

といったメリットがあり、築15~25年くらいの住宅や、軽度な劣化の屋根にはとくにおすすめの工法です。

築15〜25年程度で屋根の劣化が軽度
カバー工法が最適!
築30年以上 or 雨漏りがひどい、
下地劣化が疑われる → 葺き替えが安心!

「うちの屋根もカバーできる?」「雨漏りが心配…」「費用はどれくらい?」
そんなお悩みは、ロックワンホームの無料点検&お見積りでスッキリ解決!

火災保険や助成金が使える場合も!

屋根のリフォーム(カバー工法)や修理は「全額自己負担」と思われがちですが、実は火災保険や自治体の助成金を活用できるケースがあります

台風や大雪などによる屋根の破損は、火災保険の「風災補償」の対象になることが多く、保険適用になれば、実質負担がゼロになることも。保険を適用させるコツは、申請のタイミングや被害状況の詳細写真など、重要なポイントもあります。
「我が家も対象になるかも?」と思ったら、まずは、ロックワンホームへお気軽にご相談ください。

また、自治体によっては、耐震改修や省エネ住宅促進の一環で、屋根リフォームに助成金が出る地域もあります。助成金は地域や時期によって内容が異なるため、早めの確認がカギになります。


お客様のご自宅に合った保険・助成金の適用可否を無料で診断いたします。
まずは、ロックワンホームへお気軽にご相談ください。

ご依頼から完成までの流れ

STEP

ご相談

まずは、お問合わせフォーム、または、
LINE|お電話 0120-195-083にて、お気軽にご相談ください。

STEP

ヒアリング

ご希望の素材や形状、ご予算など詳細をお聞かせください。
ご要望に寄り添った、立案をさせていただきます。

STEP

現場調査

住宅の構造を確認、建物の調査、採寸などを詳しく行います。

STEP

ご提案

プラン、お見積りをご提出いたします。

STEP

ご申し込み

ご提案の内容に納得していただければ、ご契約を行います。

STEP

着工

日程調整などを行い、工事に着工します。

STEP

引渡し

物件をご確認いただいた上、施工やデザインなどに問題なければお引渡しとなります。

STEP

アフターサービス

お引き渡し後のメンテナンスとして定期点検を実施いたします。
不備等あれば、迅速に修理・修繕いたします。

現地調査・お見積りは無料

カバー工法や屋根の葺き替え、屋根修理についてお悩み、ご検討中の方は、ロックワンホームまでお気軽にお問い合わせください。

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