防水シート(ルーフィング)の補修・交換

雨漏りを防ぐ“屋根の最後の砦”、
見えないところこそ要チェック

防水シート
ルーフィング(防水シート)とは

瓦やスレートの下には、雨水を屋根内部に侵入させないための「防水シート(ルーフィング)」が敷かれています。このルーフィングが、屋根の最終的な防水層として機能しており、実はとても重要な役割を担っています。

見えない部分ですが、ルーフィング(防水シート)が劣化すると、屋根材が健在でも雨漏りが発生してしまうこともあります。逆に屋根材が悪くても、ルーフィング(防水シート)の状態が良ければ雨漏りを防ぐことも可能です。

ルーフィングが劣化するとどうなる

  • 屋根裏への雨水の侵入
  • 下地材(野地板など)の腐食・カビ
  • 室内の雨漏りやシミ・クロス剥がれ
  • 結果的に大規模修繕や葺き替えが必要に…

ルーフィングは紫外線にはさらされませんが、経年劣化・結露・屋根材のすき間からの浸水などで傷むことがあります。

こんな症状があれば要注意

  • 天井に雨染みがある
  • 台風後に雨漏りが始まった
  • 屋根の補修を何年もしていない
  • 雨漏りの原因が瓦ではなさそう

ルーフィングは外からは見えないため、症状が出て初めて気づくことが多い場所です。
早めの点検が、将来的な高額修理を防ぐ第一歩になります。

防水シートの補修・交換工事とは

一部補修(部分的な防水対応)
  • 防水シートの破れや穴を部分的に補修
  • シーリングや防水テープ、補強材で対応
  • 応急処置や軽度の劣化には有効
全面交換(葺き直し・葺き替え時)
  • 屋根材を一旦すべて取り外し、防水シートを新しく張り直します
  • 下地材(野地板)の状態も同時にチェック・交換
  • 高耐久の防水シート(改質アスファルトなど)への変更も可能

費用の目安

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工事内容おおよその費用(税込)
部分補修(1~2㎡)1万円〜3万円程度
ルーフィング全面交換

(葺き直し含む)
15万円〜40万円程度
(屋根の面積・勾配により変動)
葺き替えと同時施工30万円〜100万円程度
(屋根材・下地交換含む)

※足場の有無、屋根材の種類によって変動します。詳しくは無料点検にてご案内します。

屋根材の下に敷かれる「防水シート(ルーフィング)」は、見えない部分ながら雨漏りを防ぐ重要な役割を果たしています。ここでは、よく使用される防水シートの種類をご紹介します。

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種類特徴メリット
アスファルトルーフィング
(JIS 9401)
もっとも一般的。フェルトにアスファルトを染み込ませた構造コストが安く、施工も容易
改質アスファルトルーフィング
(ゴムアス)
アスファルトにゴムや樹脂を加えて耐久性・柔軟性をアップ屋根の動きに強く、雨漏りリスクを抑えられる
高耐久ルーフィング
(高分子系・樹脂系)
ポリエステルやポリプロピレンなど、高分子素材を使用。紫外線や熱に強い劣化が遅く、長期間メンテナンス不要。高コスパ
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種類耐久年数(目安)おすすめな方
アスファルトルーフィング約10~15年コスト重視で、10~15年ごとにメンテナンスする予定の方
改質アスファルトルーフィング約20~30年20~30年持たせたい、長期的な安心を重視する方
高耐久ルーフィング約30~40年30年以上の安心を求める方。メンテナンスの手間・費用を減らしたい方

屋根材や築年数、今後のメンテナンス計画に応じて最適なシートは異なります。

「今の屋根材に合った最適な防水シートを知りたい」という方は、お気軽にご相談ください。
現地調査のうえで、最適なご提案をいたします。

よくあるご質問

見た目では異常がないのですが、点検した方がいいですか?

はい。ルーフィングの劣化は目視で確認できません。瓦や屋根材が無傷でも、下で雨水が侵入しているケースがあります。

雨漏りがある=ルーフィングの劣化ですか?

可能性は非常に高いですが、板金や瓦のズレを治して防げることもあります。現地調査で正確に診断します。

ルーフィングだけの交換はできますか?

基本的には屋根材を一度外してからの施工となるため、「葺き直し」や「葺き替え」とセットで行うのが一般的です。

「雨漏りはまだしてないけど、ちょっと心配…」という方も、防水シートの状態をチェックしておくと安心です。

当社では、経験豊富な屋根診断士が、屋根の上から裏側まで丁寧に点検いたします。
点検・お見積りは完全無料・しつこい営業などございません。お気軽にご相談ください!

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